本機構メンバーの岩本敏教授、太田泰友客員准教授(慶応義塾大学准教授)らの共同研究グループは、特定の波長で誘電率がほぼゼロとなるイプシロンニアゼロ(ENG)材料のインジウム錫酸化物(ITO)が光通信波長帯で磁性材料に匹敵する磁気光学効果を見出すことに成功しました。これにより従来技術では困難であった集積型光アイソレータや一方向性トポロジカル光導波路などの実現につながり、光回路のさらなる高密度集積化が期待されます。この成果は公益財団法人電磁材料研究所、中国科学院との共同研究によるもので、論文は米国科学誌「Advanced Optical Materials」9月15日付オンライン版に公開されました。
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